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忍者ナインコラム

ハンドボールをはじめて2年目で神奈川県代表選手になった葵流くん
選手として役立ったのは忍者ナインで習得した身体の動かし方だった

更新日:2024.04.16
公開日:2024.03.28

年長から4年半、忍者ナインセンター南校に通った後に、ハンドボールで活躍する選手に成長した金子葵流くんとお母さまに、担当インストラクターだった私、篠原拓蔵が、活躍に至るまでのお話をお聞きしました。

葵流くんのプロフィール

金子 葵流(かねこ きりゅう)
2011年生まれ。
年長から小学4年生まで忍者ナイン センター南校に在籍。
適性ナビでは「投」の結果が突出してよく、ハンドボールとマッチするとの結果が出たこともある。
忍者ナイン退会後、川崎有馬ハンドボールクラブに所属。2023年は神奈川県代表選手として関東小学生選抜ハンドボール大会に出場し、神奈川県ハンドボール協会より優秀選手賞を受賞した。

1.身体の動かし方の修正と、作戦立案と実践のチームワークがもたらしたもの

拓蔵先生:葵流くん、お母さん、今日はよろしくお願いいたします。
葵流くんも今年から中学生だね。葵流くんが忍者ナインに入ったのは年長さんの時だったけど、その時のことは覚えてる?

葵流くん:いや〜、小さかったから……。

拓蔵先生:お母さんはいかがですか?

お母さま:もちろん覚えています。葵流は運動会のリレーでアンカーに選ばれることもあり、足が速かったんです。ただこの走り方だとこれ以上速くならないんじゃないかと思っていた時に、おばあちゃんがセンター南駅のスキップ広場で忍者ナインのチラシをもらってきたんです。こんなのがあるならとすぐに体験に行きました。その時に担当してくださった拓蔵先生のことを葵流が気に入って、「通いたい」と言ったので、入会することにしたんです。

忍者ナインに通っていたときの葵流くん(右)

拓蔵先生:先生もよく覚えているよ。
葵流くんはすごく一生懸命で、僕が話をしている時はずっと僕の目を見てくれるし、この子は本当に上手くなりたいんだなぁということがすごく伝わってきました。
お母さんがおっしゃったように、足は速いけど、ガニ股で、腕が斜めに出るフォームなのが僕も気になったけど、こんなにパワフルに走れる年長さんがいるのかとびっくりしました。このフォームでこれだけパワフルに速く走れるなら、身体の使い方を覚えてフォームをよくしたらもっと速く走れるようになる!と、僕自身もとてもワクワクして、お母さんにもたくさんお話ししたことを覚えています。
それから4年生までの4年半、毎週土曜日の午後、90分のレッスンに通ってくれたんだけど、葵流くんはどんなことが思い出に残ってる?

葵流くん:え〜〜っと、リバーシがすごく楽しかった!

拓蔵先生:90分のレッスンのうち、小学生と未就学児が交わる30分で行うバトルのレッスンの中のゲームだね。

葵流くん:そうそう、だんだん思い出してきた!

[リバーシ]
リバーシは、大きなオセロゲームのイメージで、片面青色、もう片面が黄色の丸いシートを、ひっくり返して自分の陣地のシートを全て同じ色にしていくというゲーム。社会性と作戦立案能力を養っていきます。
一度に幼稚園生は2枚、小学生は1枚ひっくり返していいというルールがあり、幼稚園生と小学生でひとつのチームを構成し、リレー形式で競います。

拓蔵先生:どんなところが楽しかったの?

葵流くん:運動だけじゃなくて、作戦を立てて、それをみんなで一緒に実行していくのがすごく楽しかったです

拓蔵先生:例えば葵流くんは足が速いから一番奥を任せるとか、逆に幼稚園の子に一番奥を2枚ひっくり返してもらうとか。そんな作戦も立てたよね。

葵流くん:そういえば、適性ナビのテストで誰かが投げたボールで時計を壊したこともあったね。

拓蔵先生:それだけみんな、本気でやっていたよね。
そういえば、葵流くんたちのクラスは本当によく考える子が多かった。
先生が、葵流くんが投げているところを撮影していると、誰かが「肘のタイミングだなぁ」とか言いながら、アドバイスしあっていたのをよく覚えているよ。またそのポイントが合っているし、学校は違うのにいろいろなことを言い合える友達ができるのもすごいなぁと感心した

拓蔵先生:葵流くんは先生から習ったことで覚えていることある?

葵流くん:投げ方を教えてもらったのを覚えてる。前は横投げだったから。

拓蔵先生:それはめちゃくちゃ練習したね。
葵流くんはよく考える子だから、忍者ナインのカリキュラムで伝えていくことに対して、わからないことがあるとぶつけてきたよね。それで先生がお手本を見せて、よく理解して納得して直していくようにしてくれて。最後の方は先生の投げ方にすごく似てきて怖かったよ(笑) でも、直してからは、コントロールが良くなって、威力も本当にアップして。他のお友達とやる時は手加減してくれてたんでしょ?

葵流くん:あー、それは覚えてる!(笑)

拓蔵先生:葵流くんは投げ方だけでなくて、いろいろと意識して身体を動かしてたの?

葵流くん:そうだね。走る時にガニ股になっちゃうのを真っ直ぐにするようにすごく意識して直していきました。横投げも意識したけど、横投げは肩を壊すって聞いたし。

拓蔵先生:よく覚えてるね!
先生から見て、葵流くんの「やりたい」はよく見えていたし、よく考えてやっていて、年長さんの頃から、順番待ちしている時には、次はどんなふうにしようか考えながら並んでた生徒だった。

葵流くん:先生、教え方がうまくてわかりやすくて。だから通うのが楽しみだったんだよね。

拓蔵先生:お母さんともいろいろ4年半、たくさんのお話をしましたが、葵流くんが忍者ナインに通われた4年半での葵流くんの成長をどのようにご覧になっていますか?

お母さま:忍者ナインをやめて5年生の4月からハンドボールを始めました。そして今年は、神奈川県の選抜選手にも選ばれて活躍できるようになったのは、拓蔵先生にいろいろと教えていただいたからです。
今、葵流がやっているハンドボールは、走る、投げる、跳ぶの全身運動です。
忍者ナインはジャンプ、跳ねる、走るなど、どんなスポーツにも応用できる動き方、身体の動かし方を教えてくれました。それを今、有効活用させてもらっている、ハンドボールに活かせているということなのだと思います。
今のチームにはもっと早くから参加しているお子さんもいらっしゃるのですが、忍者ナインが基礎体力と基礎動作、基礎的な身体の使い方を教えてくれて、短時間で活躍できるようにしてくれたのだと思います。
それに入会前の体験で、身体を動かすだけではなく、バトルではみんなで議論して作戦を考える、そして実行するということが詰め込まれたプログラムだと感じました。身体と頭の両方を使えるのがすごくいいと思ったのもこちらでお世話になることを決めた理由です。
結果、学校の勉強とはまた違った意味での知恵がついたし、チームワークの中で全体を見る力もついたと思います。

懐かしの忍者ナイン センター南ラボにて

2.ハンドボールを始めた意外なきっかけと忍者ナイン効果

拓蔵先生:もともとお母さんとはよく話していましたが、葵流くんはある時から、適性ナビの結果で、投げる系がいきなり振り切ったんですよね。

お母さま:そうなんです。適性ナビの結果から、何のスポーツが良いのかなっていうのはずっと考えていました

[適性ナビ]
忍者ナインのレッスンでは、9つの動作練習をしていきます。通っていただく中で、定期的にテストのようなものをします。9つの動作の動画撮影をし、それを元に独自のチェックシートとソフトを使用して解析。走る動作は何点、投げる動作は何点というような形で点数をつけます。そしてそれをチャート化し、18のスポーツとマッチングさせます。

拓蔵先生:保護者面談の度に自分の方から「どうします?」と投げかけていましたよね。自分は野球をやっていたので、「良いピッチャーになりますよ」とか勧めたりしたこともありましたが、ハンドボール、野球、陸上の投てきや高跳びが候補に上がったことがありましたね。

お母さま:ところがその後、拓蔵先生が異動されて、葵流が忍者ナインをやめてから、本人が突然ハンドボールをやりたいと言い出したんです。

拓蔵先生:そうだったの? 何がきっかけだったの?

葵流くん:TikTokのレミたんです。ハンドボールのルールはまだよく知らなかったけど、跳びながらボールを投げるのとかがカッコイイと思った。

[レミたん/土井 レミイ 杏利]
2020年東京オリンピック ハンドボールチーム キャプテン、現在は日本ハンドボールリーグ「ジークスター東京」に所属。TikTokクリエイターとしても注目される。

拓蔵先生:忍者ナインでやったからね(笑)

お母さま:私はレミたんを知らなかったんですが、いきなりやりたいって言い出したので、急遽ネットで近隣のクラブチームを探したんです。結果、2つのクラブチームに絞り、直接行ってみた結果、今所属しているクラブチーム(川崎有馬ハンドボールクラブ)に本人が決めました。

拓蔵先生:ルールのことは知らなくて苦労したかもしれないけど、技術的には忍者ナインでやってきたことが役立ったことはある?

葵流くん:あります!ハンドボールは走るし投げるから。パスでは横投げもあるけど、思い切り投げる時はオーバーハンドだから、拓蔵先生に教えてもらっていてよかった

拓蔵先生:よかった!ハンドボールってどんなスポーツなの?

葵流くん:バスケット、サッカー、ラグビーを合わせたようなスポーツ。ボールを蹴ってはいけないけど。

お母さま:タックルはしてはいけないけど、けっこうぶつかるし、正面から捕まえにいくので、激しいし、めちゃくちゃ跳びます。

葵流くん:うん、うん。

拓蔵先生:川崎有馬ハンドボールクラブはどんなチームなの?

葵流くん:夏の全国大会の予選に出られるのが神奈川県内には10チームあり、その大会は3位でした。

お母さま:最初はチーム選びで意見が合わなかったんです。もうひとつのチームは遠征が少なかったので。

拓蔵先生:僕が強いチームの方がいいって勧めたんですよね。練習機会の多いチームでやる方が絶対に葵流くんのためになると、結構しつこく言いましたよね。
遠征はどのくらいの頻度であるんですか?

お母さま:ほぼ毎週あって、首都圏ではあちこち、福島などの遠方もあります。あまり運転が得意ではなかったので、私が腹をくくれなかったんです。でも拓蔵先生に相談し、家の事情もあったのですが、最後はおばあちゃんが協力してくれると申し出てくれたので、ようやく本人の意思を尊重できることになりました。
土日祝日は練習か練習試合か遠征か。週末は完全にハンドボールです。

拓蔵先生:お母さんが大変だな。平日はどうしているの?

葵流くん:公園で壁打ちしています。ちょうど3メートルくらいの壁があるからそこで。同じクラブチームに学校の同級生がいて、その子はキーパーなので、一緒にやってます。

拓蔵先生:ところで葵流くん、神奈川県選抜と優秀選手賞受賞おめでとう!

葵流くん:ありがとうございます。

拓蔵先生:クラブチームに入って2年目で神奈川県代表選手になり、そして優秀選手賞に選ばれるなんて、本当にすごいですね。

お母さま:小学生の選抜大会は全国大会がなく、関東大会に神奈川県代表として出場するのですが、今回の大会では選考会がありました。
選考会の第一段階は、選手が一同に集められ、走ったりボールを投げたりと、基礎体力や基礎能力が見られ、最後に試合をしながら選考が進んでいきました。

拓蔵先生:選考会を経て、正々堂々と代表になったんですね。

お母さま:今年の関東大会は神奈川県の開催で、小田原アリーナが会場でした。
拓蔵先生が小田原まで見にきてくれるなんて思っていなかったので、本当にありがたかったです。

葵流くん:嬉しかったし、力になったよ。

拓蔵先生:1日目は全部見たけど、1試合目で2ゴール。
かっこよかったね〜。
葵流くんにはハンドボールが合っていたのかな?

葵流くん:合っていると思う。例えば、走ること、投げることは得意だったし、ジャンプは忍者ナインでやってたし、全部やっていたことで、それが組み合わさったスポーツだから、本当にここではまったという感じ

拓蔵先生:ポジションはどこなの?

葵流くん:ポジションは右サイド。一番難しいポジションで、右利きにとってはシュートを打ちにくいんだけど、ここでも身体の使い方を習っていたから、結構できてる感じです

拓蔵先生:中学生になったどうする予定なの?

葵流くん:ハンドボールを中学でも続けます。

拓蔵先生:お母さんは、ハンドボールを一生懸命やって、活躍している葵流くんを見てどんなふうに感じていますか?

お母さま:ハンドボールを選んでよかったねって思っています。それより、忍者ナインに通っておいてよかったとすごく思います。

葵流くん:うんうん。そうそう。今はハンドボールのことしか頭にないです。

お母さま:特定のスポーツに特化すると、強化できる部分にアンバランスが生じると思いますが、忍者ナインはそういったアンバランスが生じないようにカリキュラムが組まれていたので、それがこの子にはよかったんじゃないかと思っています。
ハンドボールはチームスポーツなので、忍者ナインのバトルでの学年を超えたチームとして作戦を立てたり、実践することが、今のチームでも確実に役立っていると思います

拓蔵先生:これからはどんなふうに過ごして欲しいと思いますか?

お母さま:ハンドボールの時はハンドボール、勉強の時は勉強と、しっかり両立して欲しいと思っています。ただハンドボールを頑張りたい気持ちもわかるので、中学に入ってからもできる限りフォローしていきます。

拓蔵先生:忍者ナインがきっかけとなって今につながっているとは思いますが、実際に頑張ったのは葵流くんとご家族だと思います。当時から、伝えたことをどんどん吸収してくれていって、毎週会うのが楽しみでした。今はこんなふうに成長してくれて、僕もそれは嬉しいです。
自分は結局ケガや故障で選手を全うできなかったからこそ思うのは、頭を使いながら、シンプルに考えて、満足することなく、目標とする場所の選手になって活躍するまで駆け抜けて入ってくれたら、それ以上の幸せはないかなと思います。
では最後に、葵流くんの夢を聞かせてもらおうかな。

葵流くん:ハンドボールはヨーロッパが強くて、特にパリにあるチーム「パリサンジェルマン」が強い。そのチームで活躍したいです。

拓蔵先生:これからどんどん頑張ってください。先生はいつでも応援してます!
葵流くんもお母さんも、今日はありがとうございました。

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